2013年1月12日土曜日

手芸初心者の僕が ゼロからぬいぐるみを完成させるまでにやった いくつかのこと

ずっと昔から、ぬいぐるみが作りたかった。
 ぬいぐるみが作ってみたくなるも面倒くさくて諦める、ということを何度も繰り返してきた。 

それが、ある記事(http://www.gizmodo.jp/2012/12/post_11294.html)によって一念発起。
愛着は見てくれを超える。
こうなったら手段を選んでいられない。というか選ばない。
「ぬいぐるみ 作り方」とかでググればきっと、ある程度の情報は得られることだろう。しかし、それでは面白くない。
ぬいぐるみに関しては一切の調べ物をせず、全部自分の頭で考えて、出たとこ勝負でやってみることにした。
失敗したら失敗した時で、うえの記事にあるような愛しくも禍々しい物体が手に入るのだから…。

 まずコレを買った。ペパクラデザイナー(http://www.tamasoft.co.jp/pepakura/)。
 布を切るときに型紙というものが必要だということくらいは知っていたので、まず3Dモデルを作ったのち、展開図を印刷して型紙にすればよかろうとおもったのだ。
 
まずは3Dモデルをつくらねばならない。
 モデリングは六角大王というソフトで行うのだが、僕はモデリングというものの経験がなかった。
3DCADは仕事でちょっぴり使ったことがあるが、どうも概念的に違うもののようだ。

とりあえず下絵を描いた。立体化するためのアタリなども入れてみたつもりだが、あまり意味はなかったように思う。

 

これをもとに3Dモデルを作った。ソフトウェアの操作について色々克服すべき課題はあったが、詳しくは割愛。


下絵とだいぶ雰囲気がかわってしまったが、まあまあの出来ではないだろうか。

3Dモデルができたので、これをペーパークラフトの展開図として出力する。


ほとんど自動でこのような展開図が出力される。こんなもん楽しいに決まってる。

縫合を始めてから気付かされたことだけど、反省も多い。
まず、3Dモデルのポリゴン数が多すぎた。ペーパークラフトと違ってぬいぐるみは詰め物をしたときに面が膨らんで丸みを帯びるので、もっとカクカクしたモデルでもよかったのだ。
ポリゴン数が多かったために、独立したパーツ数も増えてしまった。つまりそれだけ縫い目も増える事になる。効率も悪くなる。
それから、縫合するラインの形状には縫い辛いパターンがあることに気づいた。鋭角のギザギザを噛み合わせるように縫うパターンは、展開図を作る時点でできるだけ無くすようにすべきだった。

まあともかく目論見通り、型紙を作ることができたわけで。
この段階になってようやくユザワヤへ行き、針と糸と綿を買ってきた。
肝心の布には、要らないネクタイを2本使うことにした。ネクタイを分解すると1本あたりA3用紙ほどの面積になる。

あとは、印刷した展開図を切り抜き→布にあてて型をとり→裁断して→縫い合わせる、という作業をひたすらつづけたわけである。
まつり縫いなんてしたのは小学6年の家庭科以来だったのではないか。
どんなことであれ、反復練習によって自身に上達が見られるというのは愉快なことだ。

作業をはじめたばかりの頃。色々縫い方も模索している。

数日間ひたすら縫い続けた後


縫合作業をつづけること、のべ数十時間、ぬいぐるみ処女作「うさぎ」は完成した。

全高300mmくらい

綿をパンパンに詰めたため、随分とむっちりしてしまった。


<まとめ>
・ ペーパークラフトを作成するためのソフトを使ってぬいぐるみの型紙をつくってみた。
・ ぬいぐるみにしやすい3Dモデルの条件について、一定の知見を得た。
・ 手芸はひたすら手間と時間がかかる。

いつになるかは分からないが、次回はもっと良いものを作る。

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